遺骨ジュエリーはダイヤだけじゃない。“貴石”と呼ばれるルビー&サファイアの魅力

『宝石』という言葉には、優雅な響きがあります。 それは私たちが、はからずもその美しさが貴重であることを知っているからではないでしょうか。

そもそも宝石とは「美しく、希少性があり、耐久性があること」が定義されています。 美しいだけでなく、稀でなくてはならないのです。 そして、稀に出現すればその石は気高く輝き続けなくてはなりません。 持ち主のもとで、息の長いエネルギーを一途に放ってこそ、美しい石は宝石と呼んでもらえるのです。

そんな宝石の世界はとても奥が深く、貴石(プレシャスストーン)と半貴石(セミプレシャスストーン)で大別するのだとか。

鉱物の硬さを10段階であらわすモース硬度が7以上の宝石を貴石、7以下の宝石を半貴石と呼びます。貴石でも特に硬く価値が高いルビー、サファイア、エメラルドを三大貴石と呼び、そこに宝石の王様ダイヤモンドを加えて四大貴石と呼びます。

「PRECIOUS」とは「貴重な、大切な、かけがえのない」と、和訳します。宝石というだけでもスペシャルなのに、プレシャスだなんてちょっと恐縮してしまいませんか?

でも、だからこそ、私たちは宝石を大切に扱うのかもしれません。簡単に手に入るけれど簡単にボロボロと壊れてしまうものって、大切にしませんよね。

そういう意味でもジュエリーという形は、遺骨の再建方法としてぴったりな気がします。

そんな遺骨ジュエリーですが、ダイヤモンドしか選べないの?なんて疑問を抱かれる方がいらっしゃるようです。

遺骨ジュエリーはダイヤだけじゃない。“貴石”と呼ばれるルビー&サファイアの魅力

ご安心ください、ちゃんとプレシャスな貴石があるんです。まずはサファイアからご紹介いたしましょう。 地球の色であり宇宙の色である『青』の宝石・サファイアは、最も神に近い石として古くから人々を魅了してきました。 太古の時代には王族や君主を守ると信じられ、指輪や冠に施され重宝されていたのです。

9月の誕生石であるサファイアの石言葉は「誠実」「慈愛」「徳望」。 平和を祈り、一途な想いを貫くという意味を持つ宝石なので、6月のジューンブライドにもとても人気が高く、花嫁がサムシング・ブルーのアイテムとして選ぶことも多いのだそうです。 大切なご家族の遺骨をジュエリーとして再建する際、サファイアにして忌事を慶事にとらえ直す、というのも素敵ではありませんか。

遺骨ジュエリーはダイヤだけじゃない。“貴石”と呼ばれるルビー&サファイアの魅力

次にルビーは、その情熱的な『赤』により、古来より勝利や豊穣を願う人々に愛された貴石です。 燃え上がるような情念、みなぎる生命力をイメージさせる赤色は気品高く、宝石の女王とも呼ばれていました。古代ローマでは、ルビーには武勇の神である軍神マルスが宿ると信じられており、戦場に向かう兵士達がこぞって身に着けたそうですよ。

ルビーは7月の誕生石。まさに夏真っ盛りな7月は、炎のようなルビーらしいですね。 「不死身の石」や「勝利の石」などポジティブな言い伝えのあるルビーは、お守りとして特に人気の高い宝石です。そのためか、遺骨ジュエリーにルビーを選ばれる方は、大切な人から守られているような不思議な“あたたかさ”を感じるそうです。

ルビーにしろサファイアにしろ、もちろんダイヤモンドにしろ、宝石にはそれぞれ個性とも言える特徴や神秘性があります。 亡くなられた方の生まれ月や命日だけでなく、その方の誕生月やご自身の誕生月、はたまた思い出深い季節などから「どの宝石にしよう」と思いを巡らせてみてはいかがでしょうか。

 サファイアジュエリー
 ダイヤリング

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