愛する人が亡くなったら、遺骨をペンダントなどのアクセサリーに入れて身に付けたり、小さな骨壺に入れて身近に置いておいて生活を共にする。このような、「手元供養」を行う人が増えています。

普通の供養と手元供養の違い、それは、手元供養は宗教的な色合いが薄いということがあげられます。一般的に、人が亡くなったらお葬式をして、お墓に骨を納め、定期的に法要やお墓参りをします。その基盤にあるのは多くの場合、仏教的な価値観です。しかし、価値観が多様化する現代にあって、自由に故人を偲ぶスタイルを支持する人が増えており、その一つが手元供養と言えるのではないでしょうか。

手元供養という言葉自体は比較的新しく、2002年に京都の男性がお父様の供養のために始めたのが最初と言われています。当時は手元供養という概念がなかったので、当然遺骨を納めるアクセサリーなどもありません。そこで、遺骨・遺灰を納めるお地蔵様を自ら焼き物で造り、手を合わせることでお父様の供養としたのだそうです。

海外に目を向けると、ヨーロッパには「モーニングジュエリー」というものがあるそうです。モーニングとは「朝」ではなく、喪服の意味でつかわれるモーニングを指します。つまり、追悼のためのジュエリーということで、故人の遺髪が納められることもあり、手元供養に通じるものを感じます。

今、手元供養の考えに賛同する人は多く、そのニーズに応えるように様々なグッズが生まれました。Wikipedia によると、手元供養は「粉骨化して自宅に置く、お骨の一部をロケットペンダントに入れ身に着ける、遺骨(遺灰)を加工するの3種に大別される」とのこと。銀河ステージにおいても、携帯型骨壺をはじめ、遺骨ダイヤ、遺骨を納められる指輪やペンダントを販売しております。

 
 

※銀河ステージでは、手元供養のことを「手のひら供養」と言っております。手のひら供養品のページはこちら